子どもの教育
先日、「金持ち父さん貧乏父さん」を読んで以来、すっかり金持ち父さんシリーズにはまってしまいました。
投資本にもかかわらず、難しいことは一切書いてません。
私のような、知識のない人間でもすらすら読めます。そして面白いです。
で、今回は「金持ち父さんの子供はみんな天才」を読み終わったのでその紹介です。
金持ち父さんの子供はみんな天才改訂版 親だからできるお金の教育 [ ロバート・T.キヨサキ ] 価格:2,052円 |
著者の幼少時代のエピソードを交えながら、子どもへのファイナンシャル教育の重要性や、学問的IQでばかりはかるのではなく、子どもが生まれながらにして持っている才能 に着目することを繰り返し説明しています。
「金持ち父さん貧乏父さん」と同じテーマを子育てという面からアプローチしていて、子どもがいる世代にぜひ読んでほしいです。
学校の成績が悪くて、この子の将来はどうなるんだろうってため息ついてるそこのお母さん。成績なんか悪くったって大丈夫です。
よーーく自分の人生振り返ってみてください。
自分だって成績、1番だったわけじゃないでしょ。でも生活できるくらいに稼げてるでしょ。
学校の勉強なんて、社会に出てからなんの役にも立たなかったことくらい、自分が一番よく知ってるでしょ。
微分積分なんて社会に出てから使った? 春はあけぼの、なんて会社で読まされた? ドーハの悲劇は話題に上ってもカノッサの屈辱なんて出てこないでしょ?
実社会を生き抜くために必要なスキルは、学校じゃ教えてくれないんです。
自分で経験してわかってるのに、子どもには同じ間違いさせちゃうんですよね。
学校の勉強すべてが不必要というわけじゃないです。基礎的なことや常識的なことはちゃんと叩き込んどいてもらわなくちゃだし、勉強をするという態度そのものは、身につけておくべきことです。
ただ、子どもを学校の成績という偏った方面からしか見ないのはよくないな、と。
私もこの本読むまでわかってませんでしたが、改めて言われて気が付きました。
私はまぁ平均よりいい成績はとってました。進学校にも行きました。新採で入ったとこは手堅い会社でした。
でも今は転職して小さいとこで、給料もほぼ横ばいの福利厚生もちょっとどうかなって感じです。
正直、自分よりも成績悪かった人間が、いい給料もらってるのを見てなんでってすごく理不尽に思ってました。
理不尽に感じてるってのは、自分自身が学校の成績にいつまでもこだわってたんだな~と思います。
まだちょっとこだわってますが・・・
最初の会社を辞めた時なんて、社会で生きるスキルが足りなかったてのが事実です。
まー、つまり若かったと・・。
「金持ち父さん貧乏父さん」ではボロクソに言われてた著者の実の父である貧乏父さんですが、今回の本では賢い父さんとして学校からはみ出しがちな著者をサポートしてくれた話が印象的です。
最後の「ストーブに触るな」のエピソードにとても感銘を受けました。
熱くなったストーブを触るなと言っても子供は好奇心から触ります。間違いを犯してそこから学ぶんです。間違いを犯したことを罰するのではなく、好奇心をつぶすことなく間違いをただすようにするのが親や先生の役割なんだそうです。
そしてもし子供が間違いから道を外れて行ってしまったとしても、また元の道に戻れるように明かりを灯し続けることだけだとも。
いい話です。
わが身に振り返ってみて、反省しきりです。
あれダメ、これダメ、言い過ぎてます・・・。
もう少し、子どもから離れて見守ることも大事ですよね~。
ついつい心配でひっついてしまってます。